【二種混合】麻しん（はしか）・風しん混合ワクチンで防げる病気

【麻しん】

　麻しんウイルスの感染によっておこる病気です。感染力が強く予防接種を受けていないと、多くの人がかかる病気です。主な症状は、発熱、せき、鼻水、目やに、発しんで、はじめの3～4日間は38℃前後の熱が続き、おさまりかけたかと思うとまた、39～40℃の熱と全身に特有の発しんが現れます。その後3～4日で解熱し、しだいに発しんも消えます。合併症として肺炎、中耳炎、脳炎などがあります。

【風しん】

　風しんウイルスの感染によっておこる病気です。風しんにかかっている人のせきなどからうつり潜伏期間が2～3週間あります。軽いかぜ症状ではじまり、発しん、発熱、リンパ節の腫れがみられ、発しんも熱も約3日間でなおるので「3日ばしか」とも呼ばれます。
　年長や大人になってからかかると一般的に重症になりやすくなります。また、妊娠早期に感染すると先天性風しん症候群と呼ばれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害をもったお子さんが生まれる可能性が高くなります。

定期の予防接種の対象者および接種期間